東京からのアクセスも良く、見どころや魅力が盛りだくさんの伊豆大島。
限られた週末で旅に行こうと思ったら、どのスポットへ行こうか迷ってしまいますね。
伊豆大島は、島全体で火山活動が行われている火山島。そして、その様子を島中で見ることができる貴重な島です。また、島の外周を走る道路は整備され、見晴らしが素晴らしくドライブやサイクリングが気持ちのいい島でもあります。
ここでは、その近さから気軽にリピートしている島好きの私が、伊豆大島の中でも「地球のダイナミックさを感じるスポットに焦点をあてて巡る旅」をご紹介します。
Contents
まずは島1周!火山島のスポットを体験するドライブ
千波地層切断面に出会う
島を1周走る道路は、整備されアップダウンやカーブも少なく快適なドライブができます。
空港や港を出発し、南に下がって海岸線を走っていくと、陸側に大地が盛り上がった地層が見えてきます。その高さは24mという5階建て級の高さ!
こちら「地層切断面」からは、噴火の度ごとに噴出した火山灰やスコリア、また腐葉土などが堆積してミルフィーユのような層に。これらの地層を活動期間でみていくと、15,000年の大地の歴史を見ることができるというわけです。
この地層はミルフィーユじゃなくて、バームクーヘンて呼ばれてる。
後ほど紹介する火山博物館で、詳しいことがわかったよ。
砂の浜(さのはま)やトウシキなど火山岩の海岸で遊ぶ
海岸線の道路を走らせていると、ところどころ海に出られるところもあります。
地層切断面の近くには「砂の浜」があります。こちらの砂は、白ではなく黒い砂浜!
黒い砂浜の元は、黒い溶岩。それが砕けて砂になり堆積した海岸です。
私が行ったときは、台風の少し後だったのでたくさんの流木が流れてきていました。
流木とモノトーンの海岸の組み合わせで、いっそうクールな海岸になってました^^
そして、波浮の集落の手前あたりで、トウシキという海岸にもでられます。
トウシキは、ごつごつした岩場の海岸で、この岩場が溶岩。
ここではシュノーケルやダイビングのスポットになっていて、海に潜ってもその溶岩のダイナミックさが見られます。
私は潜れていないのですが、見ているだけでも溶岩の岩場は魚や海の生物が過ごしやすそう。
岩場がゴツゴツしてるので、足元は十分注意です。
波浮港で島の美味しいものを食べる
朝からの船旅やドライブで楽しんできたので、腹ごしらえをしたいところ。
波浮港では、バラエティに富んだ島の美味しいものを楽しめます。
波浮港はもとは火口湖でしたが、大津波の浸食で海へとつながり、漁港になった町。
その後江戸時代末期に崖を切り崩し、港を広げていまの形に。
波浮港は、大正期の建物が残っていて美味しいものを食べた後に散策するのも楽しい 。
島京梵天行ったよ。お店もレトロで、たい焼きボリューム満点だった。
海にぽつんとある筆島を見つける
港を出て車を走らせると、海にぽつんとたたずむ岩?が。
この筆島、240万年前から活動していた火山で、数十万年前から波で浸食されて今の形に。
残った部分はマグマの通り道ということですが、マグマっていつまでも残り続けるものなのですね。こちら筆島は、島1周道路からでも、ベストアングルで写真が取れました!
伊豆大島のシンボル「三原山」トレッキング
三原山はどんな山?
伊豆大島の中心にある三原山。
約2万年まえから活動を続ける火山で、島の人たちからは「御神火」とあがめられている標高758m の火山。
山頂の火口は直径300mで深さ200m。すり鉢状に陥没しており、径約4キロほどのカルデラが あります。
1986年の噴火の際には、全島民避難もした今も活動をつづける活火山です。
火山を体験するトレッキングコース
そんな三原山には、いくつかのトレッキングコースがあります。
- 噴火の火口を1周するお鉢めぐりコース
舗装されたコースで噴火火口を見て周れます。 - 裏砂漠といわれるスコリア(黒い火山岩)が細かく砂状に堆積して地表を覆ったエリアへのコース。
中央火口丘の北東に広がるエリアを裏砂漠と呼ばれます。
裏砂漠は、ほぼ植生がない、黒いスコリアに覆われた荒涼な風景が見渡す限りひろがります。
ちなみに表砂漠はコケや植物が定着しているそう。
裏砂漠行ったときは、最初霧がかかって真っ白で何も見えないって感じだったのが、ある時さーっと霧が晴れて幻想的でした!
他にも、1周道路からアクセスするコースや表砂漠ルートなど、火山を体験するトレッキングルートがあります!
火山博物館で三原山や世界の火山を知る
元町にも近い場所にある「伊豆大島火山博物館」。
伊豆大島の火山のメカニズムや歴史、ほかにも世界の火山についても展示してあります。火山専門の博物館は、世界にも珍しいそう。
噴火の映像や溶岩の実物のなどの展示のほか、シュミレータカプセルで地底探検のヴァーチャル体験ができたりも。
言っても博物館だけど、地球のダイナミックさや力強さを感じるワクワクする展示でした。
火山島の温泉、御神火温泉や元町の湯へ
火山島の伊豆大島では、もちろん温泉が豊富に湧きだしています。
元町ちかくに「元町 浜の湯」と「愛ランドセンター御神火温泉」の日帰り温泉が。
元町 浜の湯は、露天風呂からの眺望が気持ちいい。夕方に入ると夕陽も望めます。こちらでは水着着用の混浴です。
元町から向かって、もう少し先へ行くと 「愛ランドセンター御神火温泉」があります。こちらはプールや休憩所などもそろった健康ランド的な施設。
内風呂で眺望は望めませんが、海岸にあるので、行きかえりに夕陽の景色を堪能できます。
海岸で夕陽の写真をたくさん撮りました!
私は元町に良く泊まっていたので、御神火温泉にいき、南島館で夕食を食べてすぐそばの民宿に泊まるのが定番でした。
伊豆大島はお店が閉まるのも早いので逆算すると早めの行動をすると、混雑も避けられていいかもしれません^^
まとめ
今回は、見どころの多い伊豆大島でも、その火山島を感じるスポットに焦点をあててご紹介しました。
伊豆大島は、東京の他に熱海や久里浜、調布飛行場からのアクセスも近く週末旅や日帰りも可能な島です。
今も活動を続ける身近な火山島で、大地のパワーを感じる旅はいかがでしょうか。
盛りだくさんで体は疲れても心が元気になる旅が楽しめると思います^^
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